PTCG ルカリオ&メルメタルGX+フーパ メタビート
JCS落ちたので前々から調整かけてたリストです
1、構築経緯
JCSに出る事を前提としていたため、Tier2以下の良く分からないデッキにやられず、かつそれ以上に対しても基本有利なデッキを思案した結果、HANDが最適解であると結論付けた。
しかし私自信はコントロールの扱いが得意ではなく、時間制限に捕らわれてのプレイミスが多発してしまうこと、最低限のCSPを獲得しているので現段階でのプレイヤーズセレモニーの入手に疑問を感じ諦めてしまった。
………つまりビートダウンをすればいいんだな!(?)
最低限大体のアーキタイプを回せるとはいえ私自信の本懐はビートダウンにあり、特にジラーチサンダーやルガルガンゾロアーク等を扱うのが得意だった。
なのでルカリオ&メルメタルとフーパでビートすればいいと思い、今回の構築へと至った。
幸い彼らのビートダウン性能は低くはなかったので高いタフネスや耐性を活かし、遂行出来ることが分かった。レジギガス?知らない子ですね………
しかしながらそれらを活かしても勝てない相手というものは一定数いるので、様々なメタを採用しメタビートとして完成した。
2、デッキリストと採用理由等
(なんか最近公式のやつが調子悪い気がする、ブラウザのせい?)
3ルカリオ&メルメタルGX
構築の核A
鋼であることからフライパンでの耐性強化に加え、自身のGXによる耐性獲得や最低限の殴り性能により高耐久ビートダウンを成立させる。
青天井相手でも要求値をハネ上げさせる他、フーパで解答を持てない非GXへの解答を担う。
主にレシラム&リザードンメタ。フーパだけでは不安があり、フーパを動かすためのエネがレインボーのみでありボルケニオンに対して弱くなってしまうため、レシラム&リザードンを2体取るための2ライン採用。50を選択した理由は逃げ1であるところから。
2フーパ
構築の核B
ルカリオ&メルメタルで相手にしきれないGXポケモンへの解答。レインボーでの起動しか出来ないので非GX耐性が下がっているので投げる相手は見なくてはならない。
1-1ルカリオ(タッグコーチ)リオル(みきり)
ルカリオ&メルメタルの耐性をこれでもかと引き上げていく。
これによりHP実数は最大340(260+フライパン30+GX30+タッグコーチ20)となり、ウルトラネクロズマGXやカメックスGXのエネ要求値は6と、ワンパンではまず沈まない難攻不落の城となる。その上でまんたんのくすりやアセロラがあるので相手はたまったものではない。
ここまでするのは青天井相手くらいなので最低枚数
1クチートGX
対高耐久系HAND対策、詳しくは別項にて
1カプテテフGX
無人あるのに必要か?とは思うだろうが張り合い合戦の最中に1度でも使えればよく、そこでアセロラを握れればいいので基本的に困る事は少ない(無いわけではないので十分に注意したい(1敗))
ヨーギラスを強く使ったり特定条件下でグズマをフラダリに変換する札
これとルカリオ&メルメタルだけでギラマネロのエンジンは壊滅し、ベンチのピカチュウ&ゼクロムに当てればハチマキヨーギラスで倒す事も可能である。
ピカチュウ&ゼクロムやマニューラ登場により増えると予測される悪系バレットへの解答、マッシとの選択。
今回はマッシの起動にレインボーがマストであり耐久が下がる事とTAGがメインであるためサイド操作が容易で腐ってしまうことの懸念からヨーギラスになりました。
1メタモン◇
主にユキワラシのかさまし、まれにリオルがサイド落ちしているとこいつが出てくる。
グラジオと似た役割を押し付けているがネストで触れてマチスを介さず実質的にアセロラと合わせて使用出来る点から採用、直撃弾には注意。
サポート
4シロナ
基本ドローソース、山札の総数を増やすことも可能であるため相手を詰ませてLOというプランもある。
2アセロラ
主要回復ソース、サンムーンどころか殿堂まで見渡しても強カードのカテゴリに入るカード。
これをルカリオ&メルメタルに打ち耐久を図る。
サーナイト&ニンフィアと違ってエネの供給は手貼りとタッグスイッチ頼りなのでゲーム中に打ちたい回数である2枚とし、カプテテフGXを3枚目のアセロラとしている。
2グズマ
ベンチのシステムへの解答とキャッチャーでロックされた時に使う。
そんな機会はままあるわけでもなく、こちらに不利なシステムは1体潰せばいいので最低枚数。
2コーチトレーナー
基本的に前に立つのはルカリオ&メルメタルなので4枚ドロー。
フーパで突っ張るマッチも多いため2枚。
1リーリエ
苦手な対レシラム&リザードン戦において、フーパとユキワラシを多面展開することがマストであり、また実質的なアセロラ扱いであるカプテテフGXからアセロラが不要なマッチアップの際持ってくる先となる札。
普通に初手で使えば強いカードなので採用。
グッズ
4ネストボール
最も手札消費の少ない展開手段。
ネストボールに支えられている構築なので4。
2ハイパーボール
手札消費を代償にユキメノコとカプテテフに触る札。
これを引けるかで対レシリザは変わってしまうがそれ以外のマッチアップでは弱いので2。
1ポケモン入れ換え
逃げが重い連中しかいないのとタッグスイッチ+まんたんのくすりの組み合わせで使用するために採用。
2鋼鉄のフライパン
ルカリオ&メルメタルの耐久をグッと引き上げるついでに対レシリザやズガドーンをやんわりと緩和してくれる。
カキ+レシラム&リザードンに対してニコタマでGXを打つ場合にはこのカードがないと溶接工で切り返される。
2まんたんのくすり
タッグスイッチと相性のいいカード。
これによりエネ管理が楽になり耐久に磨きがかかった。
2タッグスイッチ
まんたんのくすりやアセロラと合わせるカード。
耐久するのに手を休める必要がなくなり遂行速度や2パンしてくる相手への解答にもなる。
1隠密フード
主に対ラフレシア。ユキメノコ2枚ではあまりにも不安であるため、これをルカリオ&メルメタルに貼り攻勢をかける。
フーパに貼りアローラベトベトンの対策になったりならなかったりする。
1カウンターゲイン
対HAND専用札、詳しくは別項。
1こだわりハチマキ
主にヨーギラスに付けるがルカリオ&メルメタルがカプテテフGXをワンパン出来たり、フーパの対GXへの遂行速度をあげるために使うこともある。
1リセットスタンプ
唯一の相手への干渉手段。
ルカリオ&メルメタルが倒された時に打って相手のプランを崩して安全に勝つために使うので1枚。
1カウンターキャッチャー
スタートでフーパやリオル、ユキワラシ等が倒されてしまった際に使用するカード。
こちらは立ち上がりが早い訳ではないので採用。
1レスキュータンカ
主にフーパやユキワラシの再利用手段、対レシラム&リザードンやラフレシア専用札。
スタジアム
ミュウツー&ミュウ、ルガルガン、ゾロアーク、ゼラオラ、マニューラ、ガオガエン辺りへの解答。
自分のテテフが死ぬ可能性が高いので扱いには注意。
エネルギー
4基本鋼エネルギー
鋼鉄の拳で持ってこれるため採用、最低枚数。
4ダブル無色エネルギー
3レインボーエネルギー
ユキメノコを2体使用するがサイド落ち考慮や鋼鉄の拳でサーチできないため3枚
不採用カード
マチスの作戦
大体1アクションで十分なことと、序盤から殴ることから不採用。
アブソル
ジラーチを重く見るなら一考の余地あり。
ともだちてちょう
カプテテフGX辺りの枠、サポートのかさましという意味では同義だがこちらはアセロラの最大数を上げられる。
ラティオスGX
相手のGXを封殺出来る。あまりにマニューラGXが増えたら採用を検討したい。
3、基本的な動き方
結構単純で、非GXや中火力までならルカリオ&メルメタルで殴って必要ならばアセロラ、まんたんのくすりやタッグスイッチを絡めて回復しながら殴る。GXならフーパを置いて殴るだけ。
相手に殴り勝つ思想ではなく、こうすれば負けないといった考え方に重点を置く。
この辺はルカリオ&メルメタルLOに通ずるものがある。
ここからは各相手への立ち回りん記載する。
相性は相方次第、ラフレシアがいるとメインアタッカーを担うルカリオ&メルメタルもフーパも動けなくなるので基本不利。
サイド落ち確認:隠密フード、ユキメノコライン、レスキュータンカ、レインボーはエネルギー
クワガノン型であれば不利な要素は減るが相手も回復量が膨大であるため肝となるライフフォレスト◇を手早く壊す事に注力したい、そうすれば火力差で押しきる事が可能、不意のビーストゲームやトロピカルハリケーンには注意したい。
クワガノンの一回目の起動後にこちらのGXを起動するのが理想。
サイド落ち確認:アセロラ、ダブル無色エネルギー、ルカリオライン、無人発電所、鋼鉄のフライパン、フーパ
・レシラム&リザードンGX
ボルケニオン多投型は明確に不利。
鋼鉄のフライパンを貼り、割られない事を祈りながらルカリオ&メルメタルで処理してからユキメノコでレシラム&リザードンを倒して勝ちではあるがそんなルートを通れるなら苦労はないのだ。
サイド落ち確認:ユキメノコライン、レスキュータンカ、レインボーエネルギー、ダブル無色エネルギー、鋼鉄のフライパン
ジラーチ、カプテテフGX採用型はまだ目があり、あちらは非GXの採用が少ない分フーパを壁にごまかしながらユキメノコでレシラム&リザードンを倒したり、ニコタマGXでカキを打ったた直後を狙いテンポを取り戻す事が出来る。
しかし後者を行うには鋼鉄のフライパンの項にあるようにデメリットも存在するので自信が無ければオススメはしない。
サイド落ち確認:ユキメノコライン、レスキュータンカ、レインボーエネルギー、ダブル無色エネルギー、鋼鉄のフライパン
・エンニュートHAND
不利
リセットスタンプとクチートGXを使い遅延出来れば勝ち筋はある。
6:4くらいの分、フーパへの解答がないほど相性○
ルカリオ&メルメタルで突っ張らなければならない状況の場合、サイドを取られて無かろうがリセットスタンプを打ってガメられたサポートを流す必要がある、悩んだら打っていい。
基本的にはフーパで突っ張るがラプラスの殴り性能を嘗めていると突破されがち
開幕フーパ→処理されたらキャッチャーでラプラス呼んでルカリオ&メルメタルで処理、以降グズマで一回ラプラスを処理出来ると非常に楽になる。クチートGXも刺さることがある。
サイド落ち確認:クチートGX、カウンターキャッチャー、フーパ、リセットスタンプ
・カメックスGX
青天井唯一と言っていいほどに無理
フーパは非GXカメックスで処理され、かつこちらはワンパン不可。
カメックスGXは易々とルカリオ&メルメタルの耐久を乗り越えてくる。全てプレシャスボールが悪い、今までと安定度が段違いすぎる。
気合いでアローラキュウコンGXとカプテテフGXとカメックスGXを処理していく以外にまともな筋がない。
サイド落ち確認:クチートGX、カウンターゲイン、カウンターキャッチャー、ダブル無色エネルギー、無人発電所
・WTB
ケルディオの処理が面倒なだけで基本有利。
ルカリオ&メルメタルで非GX部分を殴ってケルディオはユキメノコ+こだわりハチマキで処理すれば勝ち。
サイド落ち確認:ユキメノコライン、レインボーエネルギー、フーパ、こだわりハチマキ
こちら側からの攻撃も抵抗で辛いが基本有利、-60を押しつけでエレキパワーの要求ハードルを上げながらフーパで蓋、もしくはヨーギラスの奇襲によるイージーウィンもある。
サイド落ち確認:鋼鉄のフライパン、ヨーギラス、ダブル無色エネルギー、フーパ
・ジラーチサンダー
有利。
鉄則としてルカリオ&メルメタル以外のポケモンを使わない、勝ちに繋がる場合のみカプテテフGXを使う。
無人発電所は戒めの祠が出た場合のみに貼り極力カプテテフGXを阻害しないように意識をする。
スタートでルカリオ&メルメタル以外のポケモンが倒された場合、カウンターキャッチャーでジラーチを呼び処理出来ると楽になる。
サイド落ち確認:アセロラ、まんたんのくすり、カウンターキャッチャー、カプテテフGX
・ミュウツー&ミュウGXバレット
有利。
そもそもの抵抗込みで耐久は高く、カイリューGXをコピーした程度では倒される事はない上、無人発電所やフーパによる耐性がある。
サイド落ち確認:アセロラ、フーパ、無人発電所、鋼鉄のフライパン
有利。
まともにダメージを通しに行ける段階ですらワンパンは出来ず、ダンベルさえ無ければ1ターンに1回、目の前を処理出来るので楽なゲーム。
サイド落ち確認:アセロラ、まんたんのくすり、鋼鉄のフライパン、ダブル無色エネルギー、基本鋼エネルギー
個人的に余り得意ではないが勝てる。
基本はルカリオ&メルメタル単騎、回復ソースを使う場合のみにもう1体出して継戦していく。相手はまずワンパンしてこれないので早いうちにゲームを進めたい。
サイド落ち確認:アセロラ、まんたんのくすり、タッグスイッチ、ポケモン入れ換え、ルカリオ&メルメタルGX、ネストボール
・マニューラGX悪バレット
明確に不利。
ブラッキー&ダークライGXのGX技で唐突にルカリオ&メルメタルを処理される上、フライパンが無いとブラックランスの点数を処理しきれずにずるずると敗北するケースが存在する。
ガオガエンGX型ならば無人発電所で止めてルカリオ&メルメタルのGX技を切ると楽になるが無人発電所を割られた瞬間にGX技で処理された上に建て直しを封じられてしまうので注意。フーパが通る事を祈り、ヨーギラスをぶち当てる。
アーゴヨン型はガオガエンGXと比べ遅いがそもそも止まらないために不利。フーパすら処理されてしまう。
共通項としてカプテテフGXを出すともれなくメガヤミラミ&バンギラスGXが走ってくるので絶対に出さない事。
サイド落ち確認:ダブル無色エネルギー、無人発電所、アセロラ、まんたんのくすり、グズマ、フーパ、ヨーギラス、こだわりハチマキ、ゲノセクト
明確に有利。
中打点に明確な解答があり、無人発電所で咎めることが出来る。フーパを過信するとアローラベトベトンに止められるので注意。
ペルシアンを早期に処理しないとリセットスタンプの嵐で運ゲーに持ち込まれるので早急に処理をしたい。
サイド落ち確認:ヨーギラス、ダブル無色エネルギー、リセットスタンプ、無人発電所
負ける理由がない、最早説明することがないです
サイド落ち確認:ルカリオ&メルメタルGX、ダブル無色エネルギー、フーパ、無人発電所
5:5くらい、プレイ次第。
早期にGXを打ってギラティナを無力化してガブリアス&ギラティナを先殴り出来れば勝てるがカラミティエッジを先打ちされると不利になるのでアセロラを何枚握れるかの勝負になる、相手のアセロラが濃いと負け。
サイド落ち確認:アセロラ、ダブル無色エネルギー、まんたんのくすり、カプテテフGX
・ウルトラネクロズマGX
ルカリオの項の通り有利、しかしカプテテフGXを使用しては行けないので注意、3-1-2で取られてしまうのでルカリオ&メルメタルとルカリオ以外は出さないでいきたい。
サイド落ち確認:メタモン◇、ルカリオライン、ルカリオ&メルメタルGX、ダブル無色エネルギー、アセロラ
特殊な戦い方を要求され、バレると負けてしまう。
まず先にサイド落ちを確認、クチートGX、カウンターゲインのどちらかが落ちていると敗北確定、カウンターゲインはまだなんとかなるがクチートGXは無いと無理。
そしてユキメノコライン、これは1ライン必要。
レインボーエネルギーも一枚必要でグズマとゲノセクトorポケモン入れ換えもあると楽になる。
以下プレイ方法
まずサイドは絶対に取らないこと、これはマストなのでクチートGXのサイド落ちを確認した瞬間に投了しても良い。
そしてルカリオ&メルメタルGXのGXは切ってはいけません。
必要パーツはユキメノコ、ユキワラシorメタモン◇、レインボーエネルギー2orレインボーエネルギー+基本鋼エネルギー、クチートGX、カウンターゲイン、前にルカリオ&メルメタルGXを呼ぶ手段、これらを全て相手のプレイヤーズセレモニーやドローソースで回収する。
全てを抑えたところからスタート。
ユキメノコを前に出しレインボーエネルギーを貼り、目の前にいるルカリオ&メルメタルGXorレジギガスをダメカン7つを乗せて攻撃、ユキメノコが自壊します。
この時に相手のポケモンを倒しては行けないのでフーパが前の場合はグズマで無理やり呼び出す。
次ターン、劣性状態なのでカウンターゲインが使える。
クチートGXに鋼エネルギーとカウンターゲインを付けてGXを打つ。そして逆LOを狙って行く。
こちらはシロナでデッキを修復して気合いで乗りきる。これが唯一の勝ち手段。
スカル団のしたっぱで瓦解しやすく、カウンターゲインを絡めないと割られる可能性があるのでかなりキツい綱渡り。相手がフーパとラフレシアのみみたいな状況だとユキメノコを自爆させても劣性にならずカウンターゲイン分のハードルが上がってしまう。
しかもこれをやっても勝てる保証はない、もしかしたら似た手段でゼブライカコントロール辺りなら勝てるかもしれない。
JCSに出れないことが確定した時は自分の思考の結晶であるこのデッキを世に出せないことを悔やみましたが今はこれ以上のデッキを作れるように、来る2020シーズンに向けて思考能力を高めています。
今の私の全力の構築が、誰かの助けとなるならば幸いです。それでは。